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986年。世界は「命」を知らない少女によって滅びようとしていた。
赤に染まった大地、異臭が漂う。
赤に染まった大地、一人の少女がいた。
少女の手には大地と同じく赤に染まった剣。
少女の虚ろな瞳は赤に染まった大地とは正反対の青空を映してます。

どこまで澄んだ青空。
どこまでも続く青空。
時に支配されぬ青空。
でも、
私の心は支配されている。
支配からは逃れられない。
―支配から逃れよう―
そんな考えすら私に与えられた知識は考えようとはしなかった。
でも、
―それって、おかしくない? ―
彼の言葉が私を変えた。
だから彼のためなら私は何でもしよう。
彼がそうしてくれたように。
瞼を閉じればその中に彼とあの日の夜の星空がある。
だから、
彼のために私は剣を握ろう。
彼が私の傍にいてくれるのなら私はそれ以上何も望まない。
たとえ、血と罪に溺れてでも。
どうして私は生まれたの?
0 heart
鎮魂歌はいつになったら止まるのだろう
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