設定3

葵ルート・セイバールート


「何よその『イフルート』って。あたしそんなの聞いてないわよ」
「私も知りません。一体何なのですか?」
「Fate/stay nightでは一つのルートで全てが語られるわけじゃないだろ。
 一応本編で全てを語るつもりではいるけれど、万事大団円で済ませるつもりは一切ない。
 超絶バッドエンドを迎えたシナリオがベストエンドを迎える並行世界があってもおかしくないわけだ。
 本編をディートルートとするならば、イフの話を葵ルートとセイバールートと名づけてるんだよ」

「なるほど。そんなシナリオまで考えているのですか」
「考えるだけならタダだしね。さすがに時間の都合上執筆は無理そうだから、一応ここで設定を暴露しちゃおうって事だよ」
「ふぅーん。じゃあどんなのか説明してみなさいよ」
「了解。それではまずは葵ルートからだ」


葵ルート

 もしも二日目、ディート・キャスター対クリス・セイバーの戦いを目撃した人物が葵・アサシンだったら、の話。
聖杯戦争中なので憐が材料調達を行う事にしたが、実は葵が名乗り出ていたのを断っていた。それを許容した場合に起きるイフ。
アインツベルンの者同士の戦いだと知っている葵はアサシンを使って共倒れを狙う。
だがキャスターではなくディートが重傷を負い、ロアへと覚醒を遂げてしまう。

キャスターが気づいた時は時既に遅く、キャスターはロアの手に堕ちてしまう。
前セイバーの対魔力を考えセイバーの脱落を狙った葵はアサシンで更にセイバーに不意打ちを仕掛け、ピンチに追い込む。
クリス、ロアの手に堕ちるもライダーの乱入でセイバーの令呪だけは腕だけ持ち去る事に成功。
瑪瑙、レイリーから詳細を聞いて聖杯戦争のルールを暫定的に変更、ロアをターゲットに定める。
ロア、いずれ言峰教会になる土地にキャスターに神殿を形成させる。

ロア、協調性のない参加者達を葬るべく、キャスターに円卓の騎士たちを召喚させる。
アインツベルンはセイバーの令呪を取り戻すが、ヨハンの一存でロアに協力。セイバーに令呪で従わせる。
倒される順番はランサー、前セイバー、前キャスター、バーサーカー、ライダー、セイバー。
前セイバーが脱落した瞬間にアサシンは前セイバーへと変化している。
本編と比べてライダーとバーサーカーが大活躍する。

神殿に攻め込んだのは結局アーチャー組とキャスター組のみ。
キャスターは最終的に聖杯にたまった魂を用いて召喚まで行い、アサシンとアーチャーの足止めとアルクェイドの相手をさせる。
具体的にはアサシンにはバーサーカー、アーチャーには前セイバー、アルクェイドにはランサー・ライダー・セイバーで。
アサシンの脱落で遠坂邸に赴き、聖杯完成。ロアはそれを用いてアルクェイドを手中に収める。
キャスターには自害を命じてリタイアさせる。

これに黙っていられない部外者もいるわけで、シェラザードら三人がアーチャーに加勢するもアルクェイドには手も足も出ない。
抑止として第五次でサーヴァントだった英雄七人(ギルガメッシュ含んで佐々木小次郎含まず)が現れてアルクェイドに対抗。
決死の戦いでロアを倒しはするも憐が葵をかばって死亡。

そして完成された聖杯を目の前にしたアーチャーと葵は……。

最終的に生き残ったマスターは間桐葵、遠坂双魔、雨生敏三のみ。
他は関係者の遠坂瑪瑙やヨハンら含めて全員死亡。


「……」
「――」
「ざっとこんな感じだけど、どうかなお二人さん」

「何よ、これ。なんであたしが敵側に回ってんの?」
「あ……アオイが……アオイがこの惨劇を引き起こしたと言うのですか?」
「このルートはマスターたちのすれ違いが決定的な悲劇を巻き起こすものになってる。
 ディートルートで活躍していたサーヴァントはアーチャー以外早々脱落してるし、いろいろな意味でディートルートとは逆だね」

「なん、で……こんな事に……」
「信じられない。作者の奴、こんなもの考えてたなんて」
「エンディングは二通り考えてる。下のような感じ」

・ノーマルエンド
葵はアーチャーの協力を仰いだ上で聖杯を使ってアルクェイドを戻し、聖杯戦争を終結させる。
聖杯はアーチャーの手で破壊させて台無しにする。
アーチャー(士郎)はアーチャー(エミヤ)に決意を述べながら共に座へと還る。
葵は憐の遺言、普通の人として幸せに生きるよう努めはするが、結局彼女の心はからっぽのままであった。
第三次聖杯戦争、葵はアインツベルン組と遭遇して息を引き取る。

・バッドエンド
葵はアーチャーに協力をすると見せかけて聖杯で願いをかなえてしまう。
葵が気がついた時はそこは葵が待ち望んでいた世界だった。
憐は遠坂関係のごたごたを解決し、葵も間桐関係の妄執から開放され、英も過去にとらわれなくなっていた。
更に聖杯戦争の勝者は葵と英、聖杯の恩恵で英は受肉までしていた。
自らの勝ち取った理想の中で葵は満足し、人生を全うする。

「……ノーマルエンドなんかはわりといい話じゃん。勝ち取った日常に共に過ごしたかった相手は既にいないなんて、因果応報?」
「ニムエ、貴女という方は――!」
「ちょっとちょっと、ここで喧嘩はやめてくれよ。ただでさえくだらない会話に時間を割いてられないんだから」

「ところでノーマルの方の最後、なんでアインツベルン組と出会って終了なわけ?」
「あ、実は第三次聖杯戦争の話も何割か考えていて、その設定の一端を生かした形にしたからかな。
 一応こんな感じに考えてるよ」


アインツベルンのマスター(本名未定)

アインツベルン製ホムンクルス(S型)。年齢十八才、属性は『聖』から捻じ曲げられた『悪』。アヴェンジャーのマスター。
アヴェンジャーのマスターにふさわしく、生まれた時からアンリ・マユを召喚すべく幾多にも魔術的処置をされてきた。
ユスティーツァとしての属性は完全に歪められ、『この世すべての悪』を制御するにふさわしく罪悪を数多く背負っている。
もうその存在自体が小さなアンリ・マユ。ただアヴェンジャーのマスターであるべき存在に過ぎない。
魔術師どころか人間としての理性すら磨耗しきってしまった。

得意魔術はなし。魔術を行使するだけの叡智が失われている。
行うのは機械的に行う反応ばかりで、戦術も戦略も全く存在しない。
アインツベルン製なので無駄にその構成力は高い。


アインツベルンの担い手(本名未定)

アインツベルン製ホムンクルス(M型)。年齢十六才、属性は『聖』。聖杯の担い手。
マスターがアンリ・マユにふさわしい存在に成り果てたために聖杯を制御しきれないと想定し、マスターと担い手を二分した結果創られた。
自己が希薄でほとんど事務的に物事をこなすよう訓練を受けている。
以下第二次には関係ない上に出番ない設定なので略。


アヴェンジャー(アンリ・マユ)

hollow参照。

「要は『この世すべての悪』のチームと遭遇して終了って事。
 あの世から憐が迎えに来る設定もあったけど、今のところは保留中」
「アンリ・マユと遭遇しておしまい、かー……。なんか複雑な終わり方ね」

「で、なんでバッドエンドがバッドエンドかと言うと……葵の理想だから」
「は? 理想をかなえてなんでバッドエンドなのよ。むしろ願いが叶って日常取り戻してハッピーエンドじゃない」
「違う。『葵の理想』を『聖杯』で叶えてしまった世界だからだ。『理想』は所詮『理想』でしかない」
「それ、どういう意味よ」

「葵が叶えた世界は葵がすべて望んだとおりのものだ。望んだ以上の事は決して起こらない」

「あ……っ!」
「……!」

「その世界では全て葵の理想が叶ったのだから葵をいい意味で裏切る事は一切ない。だから葵の理想以上には決してならない。
 彼女は彼女の手で未来を閉ざしてしまったんだよ。彼女は最後に幸福に少し違和感を感じて終わりになる」
「――」
「……」

「これは余談だけど、憐だけが生き残って第三の世界に傾倒していって、抑止として現れたアーチャーに殺される、なんてエンドもある。
 だからこのルートでは実質グッドエンドは存在しないというものになっているね」
「……それではアオイは――」
「ハナブサ……」

「それを一手に解決してしまうのが……君のルートだ。セイバー」
「えっ?」
「じゃあいってみようか!」


セイバールート

 憐の時計塔時代、もし憐の何気ない一言がほんの少し違っていたら、の話。
憐の宿命のライバル、エレオノーラが聖杯戦争参加を表明。フィンランドの者らしく北欧神話の英雄を召喚する事を決意。
アインツベルンが取るはずだったシグルズの触媒をいち早く獲得し、準備を整える。
前々から参加を決めていたシャルロットはエレオノーラをだしにした口論を師匠と展開する。
挙句フルボッコされたシャルロットはあてつけに自分のではなく師匠の尊敬する英霊を召喚すると固く心に誓う。

触媒を奪われたアインツベルンは仕方なくケルトの英雄を呼び出すべく触媒を手に入れるが、召喚されたのは得体の知れないサーヴァント。
憐はアーチャーを召喚する筈だったその日にセイバーを召喚したエレオノーラから手袋を叩きつけられる。
それが気になって仕方がない憐は英にその事を思わずもらしてしまう。
憐、ないはずだった英からの呼び出しを召喚の儀式途中で思い出して中断、柳洞寺に向かう。
そこで憐は英、前セイバーと契約を結ぶ。
一方、英に裏切られたと思っていた葵は忘れ物を取りに百目木邸に戻った所、召喚儀式途中の魔法陣を見つけてしまう。
サーヴァントを召喚していなかった葵は儀式を開始、アーチャーを召喚する。

アーチャーの時とは違って逃げも隠れもしない事にした憐は前16日にキャスターを召喚したシャルロットと遭遇、小手調べに一戦交える。
雨生敏三はバーサーカーでなく盾の英雄を召喚したため、アインツベルンはディートを殺す事に成功する。
そして一日目、憐が双魔と出会う事で聖杯戦争がスタートする。

新たな登場人物


アレクサンデル(エレオノーラ・エーデルフェルト)

エーデルフェルト家長男(自称、実際は長女)。年齢十九才、属性は『五大元素(地水火風空)』。セイバーのマスター。
魔術の名門エーデルフェルトの跡継ぎだったが、いくら優れていてもエーデルフェルトの家系で片付けられてしまう自らに嫌気が差す。
ふとした下らない事で妹ともめ、エーデルフェルトを離れて時計塔に鞍替えする。
そして体裁だけを見る輩を侮蔑する意味も込めてその時から令嬢として振舞う事にする。
案の定上っ面を見る者ばかりだった所に現れたのが『ゼルレッチ門下の家系』『ゼルレッチの弟子の助手』ではなく個人であった憐だった。
以後二人は何かと争うようになり、無二の親友になっていく。

令嬢としての振る舞いはもはや筋金入りで、外見から判断したのでは声や見た目はおろか、しぐさの一つ一つまで淑女という徹底ぶり。
魔術の腕はそれこそもはや一流のもので、主席まっしぐら。
得意とするのは宝石魔術とルーン魔術。実技でも誰にも引けは取らない。
ただし実戦を想定した総合的なもので憐に負けているのが悔しくてたまらないが、その分燃えている。
しなやかな動きでの打撃を好んで使うため、外見で判断して近づいてきた者は容赦なく返り討ちにあうとかあわないとか。

目指すのは当然魔術師の悲願である「」だが、結果ではなく過程を楽しむようにしているのでその先は何も考えてない。
だから別に生涯かなえられずともいい、などと心の底では思っているが、それに気づいている者はいない。
聖杯戦争に参加したのは単純に好奇心からのと、自分が魔術師としてどの辺りにいるかの確かめの意味が強い。
聖杯戦争の結果は憐との真剣勝負で引き分けに終わる(サーヴァントの勝負は負けるが)。


セイバー(シグムンド)

エレオノーラのサーヴァント。クリスが召喚しようとしていたシグルズの父。
詳しくは別のサイトを参照。

グラムは選定の剣の原典。当然戦法は騎士のそれとほとんど同じものになっていく。
ただ性格的傾向から防御より攻撃に特化した戦法を取りやすい。
宝具のグラムは太陽エネルギーを吸収して解き放つため、日中だととてつもなく強力になる。

目的は今のところ未定。
ライダーとの死闘の末に敗れてリタイア。


キャスター(スカサハ)

シャルロットのサーヴァント。属性は『地』と『木』。
クー・フーリンの師匠で女戦士でもありドルイドでもある。
シャルロットが師匠の尊敬するクー・フーリンを召喚しようとした所彼女が召喚された。
詳しくは別のサイトを参照。

ドルイドの魔術を習得しており、呪術や結界や使い魔召喚の類、そして補助魔術に大いに通じている。
逆にドルイドゆえに直接攻撃魔術は不得手にしており、戦う時はパートナーを全面的にサポートする形になる。
事実今回もシャルロットをサーヴァントと戦わせて補助に回るパターンを取っていた。
しかし、キャスター(スカサハ)の真骨頂は女戦士らしく前面に出て戦う事。
補助魔術を自分にかけて能力向上、敵を呪術で弱体化させて戦う戦法を取りやすい。
相手を冥府へといざなう禁呪も習得していたりする。

宝具は当然ゲイ・ボルグ。投擲の方の威力はクー・フーリンにどうしても及ばないのは生前と一緒。
突き刺す方はクー・フーリン以上の因果律の操作を発揮できたが、クラス制限がかかっていて思うようにいかないのを悔しがっている。

当然強い者と戦うべく聖杯戦争に参加した。
バーサーカーを倒してディートルートの雪辱は晴らすが、前セイバーとの決着の約束を守れずリタイア。


ランサー(哪太子)

レイリーのサーヴァント。
道教の少年神ではあるが、ここでは封神演技に登場する神になる前の道士。
安能版は存在してないので当然宝貝人間ではない。
ライダーが既に召喚されている事を知っていたために別の触媒を用いて召喚される。
詳しくは別のサイトを参照。

最大の特徴は宝具(宝貝)で武装している点にある。
槍やまとった布、飛行道具の車輪など、その数実に7つ以上。それを平気な顔で使いこなす。
中でも他のサーヴァント以上に空中戦が展開できる点はかなりの強み。
元々神なので神聖も身につけている。

聖杯戦争参加の目的は未定。
ライダーとの激戦を幾度となく行うが、最終的に敗れる。


ガーディアン(エティエンヌ・ド・ヴィニョル)

敏三のサーヴァント。
世界史ではラ・イルで有名。ジャンヌ・ダルクやキャスター(ジル・ド・レェ)と共に百年戦争末期に活躍した軍人。
バーサーカーが既に召喚されていたために敏三と相性のいい彼が召喚される。
詳しくは別のサイトを参照。

かなり激動に走りやすい傾向があるが、戦略を見通す目は確かなもの。
自身も聖女と肩を並べるにふさわしく威風堂々とした戦士である(ランスロットと共にトランプのジャックにもなっている)。
宝具は未定。キリスト教徒にふさわしいものにする予定。

全てはジャンヌ・ダルクのために。
宝具を使用するも、前セイバーの宝具の光の前にかつての光を思い出しながら敗れる。


バーサーカー(エンキドゥ)

双魔のサーヴァント。
ランサーの時と違うのはギルガメッシュに会う前の状態な事と、性別が女な事。
双魔が召喚する前にエレオノーラが冬木にやってきたりと運命が変わってしまったがために違う結果がもたらされた。

理性が吹き飛んでいて宝具が使用不可能な代わりに能力はランサー時以上になっていて、全サーヴァント中最高。
ほとんど本能に身を任せた行動しかとらないので双魔は実に頭の痛いところ。
特にいわゆる『お相手』に関してはため息しか出なくなるほど。
宝具も自身を象徴する鎖以外は石版も鍵剣スペアも使えない。
セイバールート中盤の強敵。ランサーのゲイ・ボルグで心臓を貫かれてリタイアする。


ライダー(?)

クリスティーナのサーヴァント。
セイバー(シグルズ)が召喚できなくなってケルトの英雄を召喚しようとした所に現れたサーヴァント。
見た目の優しさやおおらかさからは英雄のかけらも感じさせないために召喚失敗とクリスまで嘆く有様。
だがいざ蓋を開けてみれば英雄らしさを見せつけ、最終的にクリスはシグルズを超える最高の英雄と確信するに至る。

最大の特徴は赤い古代竜(英雄から見ても立派そのもの)に騎乗している所。
ライダー自身が振るう剣はほとんど一般兵士のものと変わらない両手持ちの西洋剣。
魔力を使わない、純粋な技術と経験で培った騎士らしくもあり戦士らしくもある剣技を見せつける。
彼本来の宝具は赤い竜ではなく……。

目的は一切不明。
宝具を用いた赤い竜の突撃攻撃を前セイバーの宝具で切り返され、赤い竜の召喚が不可能になってしまう。
答えを得た前セイバーの前に最後に立ちはだかるサーヴァントとなる。


その他のサーヴァント

アーチャー(『衛宮士郎』):間桐葵。前セイバーとの死闘でリタイアする。
前キャスター(サタナ):間桐臓硯。セイバーが早々に襲ってリタイアさせる。
前セイバー(?):真木憐。

「えっ? あたしいないの?」
「……と言うより前回参加した私たちを除けばアーチャー以外全員違ったサーヴァントになってますね」
「憐のとった一つの些細な行動の変化がその後の運命を大きく塗り替えてしまったパターンだな。
 このルートではサーヴァントやマスターが他のチームと一切手を組まないでバトルロイヤルをする展開になってる。
 あの間桐家ですら、ね」
「ゾォルケンとアオイが手を組まないと?」

「だからこれはある意味本来あるべき聖杯戦争を想定しているルートなんだ。
 最大のテーマは間桐関連と前セイバーの問題を円満解決するもの。
 その代わりディートルートではヒロインだったディートが真っ先に命を落としてロア関連が一切関わってこない」
「そう、ディートが……」
「しかしディートルートのイフを作っても大団円にする事は可能なはずです。なぜわざわざ私とレンを組ませてまで新たなルートを?」

「そこ」
「へ?」
「憐と前セイバーを組ませる事で今まで英を母親同然のようにしたっていた葵はとうとう親離れに直面する事になる。
 彼女をアーチャーと組ませる事で葵は前セイバーの思いを全て受け入れて、大人への一歩を歩みだすってわけさ。
 このルートは前セイバー救済のストーリーでもあり、葵の成長ストーリーでもある」
「私の――救済――?」
「本編(ディートルート)とはまた別の形でね」

「それよりようやくあんたの正体が見えてきたわね。まさかアインツベルンの新たなサーヴァントだったなんて」
「ああ。俺は前セイバーが第二次の時代でどうしても超えなければならない相手として現れる。
 前セイバーが俺を倒した時、ようやくある一つの物語が終焉を迎えるんだよ」
「ある、物語――」
「それはまずディートルートで確認してきてくれ。その後で俺の真名も語ろう」


終わりに

「さて、ようやくこれで全部の設定を書ききったつもりだ。ここまで大きくしてしまったからにはちゃんと収束させないといけない。
 完結させない長編は駄作以外の何者でもないって他の人も言っていたしね」
「ランサーによって貫かれたアオイの運命は、このままランサー組が勝ち残ってしまうのか、ロア関係は、トオサカ関係は解決するのか。
 お読みくだされば幸いです」
「ハナブサ、その前に改訂版でのあたしの初登場も書いてもらわないと困るわよ。設定大きく変えたんだったらそうすべきでしょ?」
「改訂版はとりあえず憐とディートの再会まで、つまり第八話までを書く予定だよ。
 そこから第42話までの話の展開は旧版と大した違いを示せないからと当分書かないつもりらしい」

「何よそれ。旧版読んでた人たちに失礼じゃない」
「それは大丈夫。第43話から先の展開は昔と改訂版では『全く同じ』になる。間が違っていても全く問題ないほどにね」
「……呆れてものも言えないわ」

「それでは俺は出てこないけど、本編でお会いしよう」
「それでは引き続きFate/the midnight sagaをお楽しみいただければ幸いです」
「じゃあねー」


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 全部書ききった……!
完璧に自慰行為に等しい暴走設定を三回にわたりお送りしてまいりました。
一応第42話までの設定として書いたので、一部設定を伏せてあるところもありますがご了承ください。
本編の続きですが、今年中に何とか……という所でしょうか。
最近リアルで忙しくなってしまい……はあ。小説書く暇がないー(涙)。

 とりあえずそろそろ一次長編を書きたくなってきてしまってもいますし、いつこの長編終了するんでしょうかね?
させたいなぁ。できれば三月までに。
それでは本編でお会いいたしましょう。
  2007年11月21日


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