ますたーのゆううつ
だいごわ
「よし…!」
自身の召喚の成功を確信した神父はガッツポーズをとった。
これなら確実に聖杯戦争を勝ち抜ける、そう確信していた。
が、触媒もないのになぜそう確信できたかは不明である。
「さあ来い最強のサーヴァント!」
もちろんこの台詞も根拠なしです。
が、それを確信しまくっている神父にもう誰が何を言っても無駄に違いない。
で、彼の目の前に現れたのは確かに屈強の戦士で、文句のつけようがないほどの威圧感を持っていた。
「サーヴァントランサー、呼びかけに応じて参上した。」
「よ…よーし。やはり某の腕は確かだったようだな。で、真名は?」
「アキレスと言う。」
「…できれば同じギリシア神話ならヘラクレスの方が良かったが…文句は言ってられないか。」
「む、それは失礼だと思うが?」
「いや、単純に好みの話。では早速ステータスを…。」
クラス:ランサー
マスター:?
真名:アキレス
性別:男性
身長:190cm
体重:91kg
属性:中立・善
能力
筋力:A 魔力:D
耐久:B 幸運:D
敏捷:A+ 宝具:B
保有スキル
対魔力:C
単独保有スキル
戦闘続行:A
戦争で重傷でも続行できる能力。ただし弱点をつかれた場合は除く。
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
心眼(真):D
略。
宝具
『?』
不明。
「宝具が不明? これは一体なんで?」
「そこまでえらそうに言えるようなものでもないし、ましてや宝具など戦闘を補助するだけにすぎないからな。」
武器を選んでいては戦争など勤まらない、と付け加えてため息をつく。
そのため息が誰の方へと向けられたものか、残念ながら神父には分からなかったが。
「で、マスター。ものは相談なのだが。」
「ああなんだ? 言ってみてくれ。」
「食事は本来サーヴァントには必要ないのだが、それを自分は要求する。」
「は?」
「要求する。」
「わ…分かった…。教会から一応金は支給されてるし、少しぐらいなら…。」
で、
「マスター、どうしたのだ?」
「……。」
神父は開いた口がふさがらなかった。
いくら金があるとは言え、戦争中である日本で食事を取るのは大変なことなのだ。
が、このランサー、店の料理を片っ端から食ってやがる。
「その皿のものがいらないのならば、自分が食べておこう。」
「あっ!某が楽しみにしていた餃子が!」
「む、それはすまなかった。」
結局あの後ほとんどの材料を胃袋に納めてしまい、神父の財布は空になった。
当然教会に追加支給を要求したが、却下されたのだった。
「…で、これは一体どう言う事だ?」
「どう言う事だもこう言う事だもない!ようは資金が足りないんだから、肉体労働するのは当然だろう!」
「だからってなぜ英霊である自分が農業を…!」
「それが一番報酬がいいからだ!」
てなわけで聖杯戦争初、英霊に農業をやらせた男として神父の名は残る事になる…。
続くかもしれないし、続かないかもしれないし。
出典:ギリシア神話より
まあ誰もが知ってると思うので略。
第5段はランサー召喚。最初は西遊記の孫悟空にでもするつもりだったんですが、止めにしてアキレスで落ち着きました。
ところで、最初フェルグスをセイバーにしてエーデルフェイト姉妹をライダーにしようと思ってたんですが、エーデルフェイト
姉妹ってどうもセイバー召喚したっぽいんでフェルグスをライダーにする苦肉の策を使った挙句にライダーとして考えていた人物
が没になりました。
てなわけでセイバーを誰にしようか全く決まりません。これだけに1時間費やしたのに…。
それではー。
2006年5月27日