ますたーのゆううつ

だいにわ


「サーヴァントライダー、召喚に応じて参上。」
目の前にいる男はそう言い放った。
女性は息をきらしながらその男、自らのサーヴァントを見て、ほれぼれとする。

「…クー・フーリンを召喚したくてケルトに関わるものを触媒としたつもりでしたけど、貴方なら大丈夫のようですね。」
「む、マスターは彼の方が好みか。それは彼の方が有名かもしれないが、実力はひけを取らないと自負しよう。」
「それは僥倖です。それでは早速ステータスを…。」


 クラス:ライダー

 マスター:?

 真名:フェルグス・マク・ロイ

 性別:男性

 身長:181cm

 体重:69kg

 属性:秩序・中庸

 能力

 筋力:A  魔力:C

 耐久:C  幸運:E

 敏捷:B  宝具:A

 保有スキル

 対魔力:D  騎乗:D

 単独保有スキル

 戦闘続行:A  仕切り直し:C  勇猛:B

 宝具
  カ  ラ  ド  ボ  ル  グ
 『親友への無敵の剣』

 ランク:C  種別:対人宝具  レンジ:1〜4  最大捕捉:10人

 対人戦用宝具。捕捉人数に応じてランクが低下。
  カ  ラ  ド  ボ  ル  グ
 『祖国への無敵の剣』

 ランク:A  種別:対軍宝具  レンジ:1〜50  最大捕捉:200人

 三つの小丘てっぺんを斬りおとしたアレ。ただし剣の軌道以外を斬る事は不可能。


「フェルグス、どうりで。これは期待できそうですね。」
「こちらとしてもそうしてくれると助かる。」
「でも何でフェルグスがライダー?どちらかと言うなら確実にセイバーだと思うんだけれども。」
「セイバーは既に召喚されている。それはそうと…。」
「何です?」
「マスターは美しいな。」
「はあ?」
魔術師として鍛練を積み重ねてきた女性にとっては「美しい」などという言葉とは無縁のものだった。
ので彼女の顔は真っ赤に染まっていく。

「いや、そのスカーレットの髪といい、整った凛々しい顔といい、もち肌といい、何よりとても聡明だ。
 俺がサーヴァントでないなら放ってはおかないのだが。」
「な…な…。」
「こうして時代を超えてめぐり合ったのだ。この国は今戦争中と言うから、ろくなことはできないが我々の出会いに感謝しよう。」
「…あなた、本当に英霊?」
自分の想像していた英霊とのギャップに頭がショート寸前の女性はそうかろうじてつぶやく。

「ああ、貴女とのつながりは令呪をもちいらなくても分かるだろう?」
そう言ってセイバーは女性の手を両手で覆うように握る。

「俺の剣は貴女と供に生き、貴女と供に死ぬ事を約束しよう。」
「あ…あ…。」
女性はくらくらと頭を回し、どさっと倒れこんだのだった。

続く…かもしれないし続かないかもしれないし。


つづく

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 出典:ケルト神話
詳しくはクー・フーリンと同じ舞台だからそっちの方を参照。

 第二段はライダー召喚。フェルグスにしようかヘラクレスにしようか迷ってフェルグスに決定。セイバーが埋まっていたのは実に残念。
カラドボルグをアーチャーみたに螺旋剣にしなかったのはわざとです。螺旋剣ってイメージではないので。 でも二つ名…自分のチンケな頭だとあまりかっこよくないし…。
  2006年5月25日


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